開かずの踏切に、住民から困惑の声が上がっているようです。
一体何が起きているんでしょうか。
8日朝、東京・世田谷区の京王線の明大前駅付近の道路に伸びていた長い車列。
通勤ラッシュ時の移動を阻んでいたのが、“開かずの踏切”です。
電車の本数が多い朝の時間帯、定点カメラの映像を見てみると、ようやく踏切が開いたかと思いきや、すぐさま警報音が鳴り出しわずか2台しか通れずに遮断棒が下りてしまいました。
踏切が開いている時間が短いため、警報音が鳴る中、ギリギリで滑り込んでいく車も。
一方通行のこの道路、バイクや歩行者は別の道を選ぶこともできますが、車のドライバーは「トイレ行きたかったらちょっとヤバイかもしれない」「(Q.ギリギリで渡るドライバーも多い)そうしないと行けないから気持ちは分かります」と話します。
こうした中多く聞かれたのが、「子ども連れとかね、保育園の送りの時に(遮断機が上がらないと)子どもさんもお母さんも可哀想」「暑い中待つと熱中症になるかもしれないから大変」といった異例の猛暑の影響を心配する声です。
この踏切に芸能界からも嘆きの声が。
フォーリンラブ・ハジメさん:
今人生初の開かずの踏切に捕まっています。30分余裕持って家出ても遅刻だよ。
6日の朝、開かずの踏切に捕まったというのは、お笑いコンビフォーリンラブのハジメさん(41)。
当時の詳しい状況を伺いました。
6日の朝8時ごろ、仕事先へ車で向かっていたというハジメさん。
フォーリンラブ・ハジメさん:
55分間踏切に捕まって、大遅刻してしまった。一方通行なんですよ。なので逆に戻ることもできず。この酷暑であそこまで待つと人間、「これ開くのか?」と不安になると思った。(Q.飲み物を持っていなかったら?)後ろの車に説明して、自動販売機なり、どこかで飲み物買ってきていいですか?と聞きに行った可能性は大ですよね。いつ全ての箇所がストレスなく通れるようになるかはまだ不透明な部分はあると思うので、実現を目指して(鉄道会社に)頑張っていただけたらと思う。ストレスのない踏切に、イエスフォーリンラブ!
京王電鉄は信号確認による列車遅延のため、踏切が長時間閉じたままになったことを認めた上で、今後の対策として線路を高架などに設置する連続立体交差事業を進めているとコメントしています。