7日の大分県内は前線や湿った空気の影響で各地で雨となりました。
連日の暑さと雨不足で農作物に影響が出ていた農家にとっては恵みの雨となったようです。
県内は前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となり、各地で雨が降りました。
こうしたまとまった雨を強く待ち望んでいるのは、猛暑と雨不足の影響を受けている農家です。
こちらでは連日の猛暑と雨不足の影響で、ピーマンに異変が起きていました。
◆P&A LUMINE 小野智広社長
「ピーマンは最終的には赤くなるんですけど、大きくなるよりも先に赤くなって収穫できない、出荷できないものになってしまいます」
収穫前のピーマンは変色し出荷できなくなっています。
さらに別のピーマンも…
◆P&A LUMINE 小野智広社長
「これが『尻腐れ』と言ってピーマンはカルシウムを水と一緒に吸い上げるんですが、カルシウム不足、水も不足しているということでこういう風になってしまいます」
こちらでは、近くのため池から水を引いていますが、雨不足でこうしたピーマンが増えているということです。
◆P&A LUMINE 小野智広社長
「(雨が降らないと)ピーマンの実の生育が悪くなるので、収穫量にも影響が出ます。定期的にちょっとずつでいいので降ってもらえるのが一番ありがたいですね」
この雨はコメにとっても待望の雨となったようです。
ただ、7日のような雨が続かないと生育への影響が心配される状態が続いてしまいます。
◆コメ農家 齊木清範さん
「これぐらいの雨だったら干からびたところには、まだまだ水はいかないという現状ですね」