大分県大分市の裁判所では小学生を対象にした模擬裁判が行われました。

◆裁判官役の子供
「それでは裁判を始めます。出頭した被告人は証言台に着席してください」

参加した小学6年生27人は裁判官、検察官、弁護人などの役に分かれ、「スーパーで1万円分のキャットフードが盗まれた」という架空の事件について模擬裁判を行いました。

検察官役は「自宅を出る時から盗む気があった」と指摘。

一方、弁護人役は「お腹がすいた猫のために事件を起こした。同情できるところがある」と実際の裁判さながらに反論していました。

◆裁判官役の子供
「被告人の将来とか生活のこと色々なことを考えて刑の意見を言ったりした」

◆検察官役の子供
「勉強になった」
「夏休みの自由研究とかのレポートに書く予定」


真剣な議論が行われた結果、裁判官役の子供たちは懲役1年、執行猶予1年の判決を言い渡していました。

テレビ大分
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