夏休み中の子どもたちの話題。南陽市で、小学生が市長や市役所の仕事を学ぶ“1日市長体験”が行われた。

(委嘱状交付)
「あなたを1日南陽市長に委嘱します。…頑張ってください」

1日市長体験は未来を担う子どもたちに市政への関心や理解を深めてほしいと、4年前から行われている。

白岩孝夫市長から南陽市内の小学5年生7人に委嘱状が交付されたあと、市役所内を見学し、市長室で「市長のイス」に座る貴重な体験をしていた。

1日市長はこのあと南陽消防署を訪れ、意識を失った人を救助する訓練を見学したり、消防士の装備を着用したりして、市民の安全を守る仕事に触れていた。

体験の最後に臨んだのは記者会見。
テレビや新聞の記者を前に「自分が市長になったらやりたいこと」を堂々と発表した。

(1日市長・星李一さん)
「自分が市長になったら、子どもが遊べる施設を作って地域の文化を守りたい」

(1日市長・吉野匠真さん)
「僕が市長になったら、人口増加・年収アップ・産業の強化。南陽の魅力を伝える広告や張り紙を増やしたい」

大人顔負けの鋭い意見を発表した1日市長たちに、保護者からは温かい拍手が送られた。

(1日市長・徳政諒太郎さん)
「記者会見が一番緊張した。自分もこれから生まれる人たちのためにも南陽市のために役立ちたい」

市は1日市長の意見も参考に、今後の市政運営に反映させたいとしている。

さくらんぼテレビ
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