岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、柔道競技の女子団体・創志学園高校(岡山市)の皆さんです。

岡山市北区の岡山武道館で5月31日に行われた岡山県高校総体(柔道競技)の女子団体戦。創志学園は、準決勝で岡山理大附属高校(岡山市)を破った玉野光南と決勝で対戦し、3-0で勝利。大会13連覇を達成しました。8月13日から岡山市で始まるインターハイには岡山県から創志学園と玉野光南(玉野市)の2校が出場権を獲得しています。試合内容は動画をご覧ください。

決勝戦の団体メンバー3選手に、団体戦の感想やインターハイへの抱負などを聞きました。(撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)

(先鋒・平井穂夏(ほのか)選手(1年))
Q:1年生ながら団体戦のメンバーとして優勝。今の気持ちは
「最初の方はあんまり動けなかった。決勝では(序盤の)2回戦よりはいい動きができて、これから中国大会、インターハイに向けてレベルアップして挑みたいと思います」
Q:インターハイで試合に出た時の目標は?
「自分が勝って、チームの流れを作れるように頑張りたいと思います」

(中堅・劉穆真(リュウ・ボクシン)選手(1年))
Q:中国出身の劉選手も1年生。いつから岡山で柔道をしているのか
「2024年です(その後、一時帰国し25年春から創志学園に入学)」
Q:今日の試合で、一番良かったところはどんなところだと思いますか
「(試合の感想、感じたことについて)緊張しました」
Q:柔道を始めたのはいつ
「12歳のときからです(中国では柔道家の両親のもとで幼い頃から取り組んでいたそうです)」
Q:これから日本の高校で柔道をしていく。これから頑張りたいことは
「先輩たち、みんなと一緒に、創志学園の柔道部で頑張りたいです」

(大将・松本明莉選手(2年))
Q:(試合時間も短く、)難なくインターハイ出場を決めたように思うが、団体戦の感想は
「今日は自分としてはあまり試合ができなくて、一本を取れはしたんですけど、いい試合じゃなかったので、チームにいい雰囲気を与えられなかったかなと思います」
Q:例えばどの試合で苦戦したか
「決勝戦で最初に一発目って言われたのに、最初に自分がいけなくて。他の(対戦相手の)歓声が上がっちゃったので…」
…ちょっと相手に序盤ペースを持っていかれた?(うなずく松本選手)
Q:地元開催のインターハイでの目標は
「インターハイもこの岡山の地であるので、全員で一丸となって日本一目指して頑張りたいです」

その後、創志学園は6月14・15日に島根県で行われた中国高等学校柔道大会でも団体で2年連続10回目の優勝。個人戦でも78kg級に出場の劉選手を含む3階級で1位となりました。

創志学園・佐野哲朗監督は県総体の成績について「全員がそれぞれの役割を果たしてきたので、全員が良かった」と評価する一方で、「大事な場面で決め切れないことが多かった」として、インターハイ本番までには「最後まで決め切る力をつける」ことを課題に挙げていました。

団体試合と個人試合の全階級に計11選手が出場する創志学園。一人一人が勝ちへの意識を強く持ち、全員で一丸となって日本一を目指します。

中国インターハイ・柔道競技は8月13日から17日まで、岡山市北区のジップアリーナ岡山で行われます。

岡山放送
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