全国各地の高速道路で逆走による事故が相次ぐ中、高速道路が混雑するお盆の時期を前に、逆走車への対応を確認する訓練が8月6日、岡山市で行われました。
(訓練の様子)
「前の車止まりなさい」
パトカーが逆走してきた車を停止させます。岡山市北区の岡山県運転免許センターで行われた訓練は岡山県警とネクスコ西日本が合同で初めて行ったものです。
片側2車線の高速道路で逆走車がいるという想定で行われ、県警のヘリコプター「わしゅう」と連携を取り車の特徴を把握。ネクスコ西日本の交通管理隊が規制を行った後、県警の高速隊が前から逆走してくる車を停止させました。
県警によりますと岡山県内の高速道路で車の逆走が確認されたのは去年1年間で15件、2025年は6月末までに10件に上るということです。2025年4月には栃木県の東北自動車道で逆走した車がほかの車に衝突するなどし合わせて3人が死亡しています。
(岡山県警高速道路交通警察隊 猪原満副隊長)
「進行方向を明確に示す標識が立っているので 見落とさないように進行してほしい。」
県警は、高速道路で逆走する車を見つけたら、すぐに路肩に車を寄せ、安全な場所から通報してほしいとしています。