広島県内の夢や目標に向かって頑張る子どもたちを応援する夢キラリ。1月に中国で行われた第12回東アジア空手道選手権大会のジュニア男子組手 ―76キロ級で銀メダルを獲得した、近畿大学附属広島高校福山校 空手道部主将 松本蓮之空くんにインタビューしました。
―今回の大会を振り返ってどうですか?―
準決勝の相手はマカオ代表の選手でした。実際に戦ってみて、ステップワークや技を出してくるタイミングが日本人選手と全然違いました。
その辺りは難しさを感じながら戦いましたが、最後まで集中力を切らす事なく、自分の中では結構よくできた試合だったと思います。本音を言うと嬉しいより悔しいの方が勝る結果でした。
―1年生王者になるために取り組んでいることはありますか?―
自分の長いリーチを生かして、前脚の蹴りで相手を自分の間合いに入って来させないようにしたいです。試合の主導権を握れるような組手をインターハイまでに突き詰めていかなければならないと思っています。
今まで先輩たちが成し遂げてこられなかった「日本一」を自分たちの代で獲る事を目標に臨みます。
―常に心にとどめている夢キラめく言葉はありますか?―
「本気で無理する」で、監督である柿迫先生から言われた言葉です。試合前の追い込みの期間に苦しい瞬間やしんどい状況が多くあるので、この言葉を聞いたら毎日ひとつひとつ限界を超えてがんばる事によって、最後、試合に臨む時には「ここまでやったから自分は大丈夫」という風に自信を持って臨む事ができます。
インターハイで日本一になるという姿を柿迫先生にみせる事が、一番の恩返しになると思っています。
―将来の夢について教えてください―
ナショナルチームに入って、もう一度、世界で戦う事が僕の夢です。
夢キラリはTSSで毎週月曜よる8時54分から放送しています。