原爆ドーム近くを流れる元安川では犠牲者を追悼する「とうろう流し」が始まっています。
現場から中継です梶谷さん!

【梶谷アナ】
夜が近づき、涼しい風も吹き始めた原爆ドームのすぐ近くの相生橋の上からお伝えします。
こちらでは毎年8月6日に原爆の犠牲者を悼み、市民が核廃絶や平和の願いを込めたメッセージを書いた「とうろう」を川に浮かべています。
そして、現在も続々と水面が灯籠で彩られていっています。

主催者によりますと、今年はおよそ5500個のとうろうが用意されているということです。

川に浮かぶとうろうには、「核兵器のない平和な世界へ」「もう二度と80年前の悲劇が訪れませんように」などの文字が書かれています。

とうろう流しの参加者の中には、外国人観光客の方も多くいて、フランス語と日本語両方でメッセージを書いていたフランスからの観光客の方に話を伺うと、「8月6日に合わせて広島に来た。フランス語のメッセージを翻訳機で訳して、うまく訳せているかわからないけど、慣れない日本語で書いたんだ」と、話してくれました。

「80年前のヒロシマ」に祈りを捧げ、灯りがともる元安川から平和への思いを未来へ繋ぎます。

テレビ新広島
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