岩手県教育委員会は8月5日、今後の県立高校の再編計画の当初案を公表しました。
水沢と金ケ崎、遠野と遠野緑峰を統合し、水産系の学科を宮古水産に集約する案となっています。

県教委 西川信明高校改革課長
「現在の全ての高校の募集定員である213学級について、109学級分の減となる対応が必要となることを示すもの」

県教委は5日に2026年度からの10年間を対象とする県立高校再編計画の当初案を公表しました。

それによりますと、金ケ崎高校は近年志願者が定員を大きく下回っている状況を受けて、2028年度に募集を停止し水沢高校と統合するとしています。

また遠野緑峰については、近年の志願状況を踏まえ農業系の学科は残す一方、商業系の学科の募集を2027年度に停止し、遠野と統合するとしています。

さらに高田と久慈翔北の水産系学科や系列は2028年度に募集を停止し、宮古水産に集約するとしています。

宮古水産については大船渡東と久慈翔北の調理師養成施設の機能を集約する方向性も示されています。

県教委によると、10年後、県内の中学校の卒業生は2025年に比べて2800人余り減少する見込みとなっています。

県教委では今後、各地区で県民との意見交換会を開いた上で、2026年2月までに最終案をまとめる方針です。

岩手めんこいテレビ
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