おととし亡くなった八代市出身の歌手八代 亜紀 さんのゆかりの品々を紹介する『想い出ギャラリー』が8月2日、八代市役所1階にオープンしました。
また、この日は八代さんを顕彰する記念碑もお披露目され、多くのファンがありし日の姿をしのびました。
【ファン】
「『亜紀ちゃん』が帰ってきたみたいですごく涙が出ました」
8月2日、八代市役所1階にオープンした『八代亜紀想い出ギャラリー』です。
おととし亡くなった八代さんのゆかりの品々が常設で展示されています。
ギャラリー中央にはステージ衣装が飾られているほか、「舟唄」や「雨の慕情」など八代さんのヒット曲のレコードのジャケット写真も展示されています。
また、紅白歌合戦の出場トロフィーや日本レコード大賞金賞のメダルなども見ることができます。
一方、画家としても活躍した八代さんを紹介するコーナーも。
ギャラリーの一角にはフランスの美術展『ル・サロン』で入選した作品のレプリカなどが展示されています。
オープン初日は、県内外から多くのファンがギャラリーを訪れ展示品を眺めながら八代さんのありし日の姿をしのんでいました。
【神戸から来たファン】
「もう泣きそうです。本当に。子供の頃から私の心の支えは亜紀ちゃんだったので…」
【除幕式】
また、この日市役所近くにある『お祭りでんでん館』横の広場では八代さんの記念碑もお披露目されました。
記念碑には「私にとって歌は命そして絵はそれを支える精神なのです」という八代さんの言葉が刻まれています。
今回オープンしたギャラリーとお披露目された記念碑は八代さんの功績を後世に残そうと、市と地元の経済団体でつくる実行委員会が整備。製作費は、ふるさと納税やクラウドファンディングで寄付を募り、全国のファンから1億円を超える金額が寄せられたということです。