JR久大線で4日午後、特急列車が停車駅の久留米大学前駅(福岡県久留米市)のホームを通り過ぎて止まるミスがありました。
JR九州によりますと4日午後3時50分ごろ、別府発博多行き上り特急列車「ゆふ4号」が、停車駅の久留米大学前駅のホームを通り過ぎ、ホームから最後部車両まで約80メートルのところで停車しました。
列車は付近の踏切を超えて止まったためバックして駅に戻ることができず、客の乗り降りをせずにそのまま次の停車駅の久留米駅まで運転しました。
久留米大学前駅では客2人が下りる予定でしたが、久留米駅で降りて、下りの普通列車で戻ってもらったということです。
乗車予定の客はおらず、列車の乗客約70人にけがはありませんでした。
JR九州は、運転士が考えごとをしていて停車の際のブレーキ操作が遅れたのが原因としています。
このミスで「ゆふ4号」が約20分遅れたほか、下りの普通列車2本に最大16分の遅れが出たということです。