増え続ける特殊詐欺の被害を防ぐため、福岡市がスマホアプリを活用した取り組みを5日、始めました。
◆福岡市 高島宗一郎市長
「福岡市では、特殊詐欺から市民の皆さんを守るために、スマホのアプリを活用した詐欺被害防止の取り組みをスタートいたします」
福岡市が導入したアプリ「詐欺バスター」は、詐欺電話の自動ブロックや、サイトやメッセージの詐欺の可能性をAIでチェックすることができるということです。
これは民間事業者からの提案で実現したもので、福岡市民は6カ月間、誰でも無料で使うことができます。
事業者は、得られたデータを今後の詐欺防止対策に活用していくということです。
昨年度、市内での特殊詐欺の認知件数は282件で、被害額は9.6億円でしたが、今年度は、それを大きく上回るペースとなっています。
市では今後、高齢者向けの講習会などを通して、啓発をおこなっていくということです。