市民などから寄贈された貴重な資料を通して戦争の記憶を伝える展示会が大分県中津市で開かれています。
この展示会は戦後80年にあわせて企画されたもので、市民などから寄贈された戦時中の中津市内を映した写真や日用品など60点ほどが展示されています。展示品の中には学徒動員で中津市内の製糸工場で働いていた女学生の日記も展示されています。
◆中津市歴史博物館衛藤美紀学芸員
「空襲警報が鳴ってあわてて外に出て対応したという内容もあって、戦争と日常紙一重な状況が書かれている」
ほかにも陸軍からの要請で航空機用の金属板などをつくっていた中津市内の工場の写真なども展示されています。
企画展「戦後80年戦争の記憶」は中津市の歴史博物館で9月15日まで開かれています。