国会では、参議院の予算委員会で日米の関税合意などについて集中審議が開かれ、与野党の論戦が続いています。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・安部大地記者が中継でお伝えします。
選挙後初めてとなる参議院を舞台とした論戦には、躍進した注目の野党も質問に立ち、野党各党は日米関税交渉などで石破政権を追及しています。
立憲民主党・村田享子議員:
このトランプ関税、国民にとってプラスかマイナスか、どっちですか?
石破首相:
プラスにしなければならないと思っております。マイナスを最小限にすることは、私はかなり実現をできたというふうに自画自賛に聞こえたら申し訳ないが、そう考えている。
野党側からは、「アメリカの関税措置が日米貿易協定に違反している」との指摘が出ましたが、石破首相は「重大な懸念は持っている」「自動車関連産業の雇用を守り、農業者に与えるダメージを最小限にする」と強調してかわしました。
また、日米交渉担当の赤沢経済再生相は、自動車関税に関する大統領令の早期発出を直談判するため、5日夕方から9日まで訪米する方向で調整中だと明かしました。
一方、参院選で躍進した参政党は神谷代表が質問に立ち、外国人政策などについて石破首相に直接ただしています。