例えクレーンゲームで手に入れたとしても、持っていれば法律違反となる恐れがある。熊本県警は、拳銃と同様の発射機能を持つおもちゃの銃が、銃刀法違反の恐れがあり、県内で出回っているとして、所有者に提出を呼び掛けている。

拳銃と同構造で同様の発射能力の銃

問題の銃は色合いもカラフルで、成人男性の手にも収まるサイズで、かわいらしくおもちゃのように見えるが、使用したり所持したりすると銃刀法違反になってしまうという。

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熊本県警が提出を呼びかけているのは、『リアルギミックミニリボルバー』という商品。全長12.5センチの中国製で、拳銃と同じ構造で、同様の発射機能を持っているため、銃刀法で規制され所持・販売することは違法となる。

全国に約1万6000丁が流通しているとみられ、県内ではクレーンゲームの商品として800丁ほどが出回っているとみられている。県内では、これまでに40件の通報が寄せられ、37丁を回収したという。

12月31日までに警察署に届け出て

熊本県警・刑事部の国際・薬物銃器対策課の北原孝一次席は「この拳銃はおもちゃといっても、本来持っているだけで犯罪となってしまうものではある」と話す。

一方で、「ただ今年の12月31日までは回収期間となっているので、もし持っていることを知ったら速やかに最寄りの警察署に届けてもらいたい」と話し、期間を超えて所持すると銃刀法違反の対象となるため、期間内に警察署に届け出るように呼び掛けている。

(テレビ熊本)

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