秋田県東成瀬村で建設が進む成瀬ダムの見学ツアーが30日に開かれ、夏休み中の子どもたちが完成間近のダムの仕組みを学びました。
国が東成瀬村に整備している「成瀬ダム」は、洪水被害の防止や、農業用水や水道水の確保、発電などを目的とする多目的ダムで2027年度完成予定です。
ダム全体の建設工事は2025年4月末までに85%の工程が終わりました。このうち、ダムの本体の堤体は99%完了しています。
30日は、ダムやダム建設の仕事に興味を持ってもらおうと見学ツアーが開かれました。夏休み中の子どもたちなど県の内外から訪れた14人が、完成間近のダム施設をバスに乗って巡りました。
参加者:「ここがダムの一番上になるんだ」
職員:「堤体の長さは755メートルあります」
参加者:「往復1キロ以上ある。でかい」
ツアーの目玉は特別な体験。ダムの一番上、標高535メートルの見晴らし台から景色を望みます。
大仙市からの参加者:
「思ったよりも大きかった。建設中のダムを初めて見たので良い経験になった」
秋田市からの参加者:
「天端(てんば)の高さが前に来た時よりとても高くなっているのに驚いた。自分も重機の運転を大人になったらしてみたいと思った」
次回の見学ツアーは8月2日に予定されています。