連日の暑さと雨の少なさはイベントにも影響を及ぼしています。秋田県横手市増田町の夏の恒例行事『たらいこぎレース』が、沼の水位が低下しているため中止されることになりました。
横手市増田町の夏の恒例行事『たらいこぎ耐久レース』は、毎年8月に真人公園で開かれます。
2025年は8月11日に開催予定でしたが、暑さと雨の少なさで会場となる沼の水位が低下しているため、増田町観光協会は30日に中止を決めました。
増田町観光協会・千田孝八会長:
「天候による中止は初めて。これまでは春にしても夏にしてもたらいこぎは水量が多くて、水量調整を逆にしなければいけなかった」
気象条件による中止は初めてのことです。
協会によりますと、レース開催時の沼の水深は、例年は深いところで1.5メートルほどありますが、最近雨が降っていないことから、いまは例年より80センチほど少ないということです。
協会は、たらいから落下した時などに参加者の安全を確保できないとしています。
増田町観光協会・千田孝八会長:
「たらいこぎは春と夏2回やっているので、また頑張って出てもらえれば楽しみが増えると思う」
なお、これまでに県の内外から11人の応募があり、協会は参加費の返金手続きを進めるということです。