宮城県北部のダムの貯水率が低下していることについて、村井知事は稲作への影響を懸念し、効率的な活用を呼びかけました。

宮城県 村井知事
「稲作で今一番水が必要。この影響が出るのでないかと非常に心配している」

県などによりますと、大崎市の鳴子ダムでは7月29日、貯水率が最低水位を下回り、31年ぶりに0%となりました。

また、31日午前11時時点で、県管理の17のダムのうち、4つのダムの貯水率が40パーセントを切っていて、栗駒ダムでは16.9パーセントとなっています。

県内では来週にも、出穂期を迎えます。

村井知事は、このまま雨が降らない場合、8月上旬には県北のダムが枯渇する可能性があるとし、懸念を示しました。

宮城県 村井知事
「適切に番水等に取り組んで、水をできるだけ有効に活用するように努めてもらいたい」

県は各地方振興事務所などに相談窓口を設置しています。

仙台放送
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