北陸新幹線の延伸をめぐり、過去に検討していたルートを「机上の空論」と一蹴していた、京都府選出の自民党・西田昌司参議院議員。
参議院選挙の結果を受け、一転してルートの再検証を行う考えを明らかにしました。
福井県の敦賀と新大阪との間を結ぶ北陸新幹線の延伸については「小浜・京都ルート」での整備が与党プロジェクトチームで決まっていますが、京都府や京都市が地下水への影響や高騰する建設費の費用負担に懸念を示しています。
しかし与党プロジェクトチームの西田議員は、これまで一貫して、ルート変更を否定していました。
【西田昌司参院議員(去年8月)】「(小浜・京都ルート以外が)案としてあるような形で言われているが、それはまさに机上の空論」
しかし一転して、きのう=30日、「米原ルート」についても再検証するよう国土交通省に求めたと明らかにしました。
今月の参議院選挙で「米原ルート」も検討するよう主張していた日本維新の会の候補が京都府選挙区で西田議員を上回る得票を獲得したことが背景にあるということです。
ただ、西田議員は、「建設費の高騰は、米原ルートも同じなので、米原ルートが優位になることはあり得ないと思う」と話しています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年7月31日放送)