8月9日の長崎原爆の日を前に長崎市の鈴木市長が恵の丘長崎原爆ホームを慰問に訪れました。

恵の丘原爆ホームを訪れたのは、長崎市の鈴木市長と長崎市議会の岩永敏博議長で、利用者たちから歌で歓迎を受けました。

鈴木史朗市長
「被爆者の皆さんがつらい体験を内外に発信してきた」「皆さんの思いはしっかり引き継いでいきたい」

鈴木市長から花束と記念品が渡されると、4歳の時疎開先の長崎市川平町で被爆した山 千鶴代さんがお礼の言葉を述べました。

山 千鶴代さん(84)
「命の続く限り、原爆はいらない、戦争は決して行ってはいけないことと、世界の恒久平和の一日も早い実現を心に込めて祈ってまいりたいと思います」

被爆80年のことし、恵の丘原爆ホームでは「継承」をテーマに、ホームの被爆者が描いた絵を展示しています。

面会に訪れた家族などへの語り部活動も行われていて、今、被爆者ができる取組みが続けられています。

テレビ長崎
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