日本リアリズム写真集団長崎支部の写真展が31日から始まりました。

山口仙二さんが国連軍縮特別総会でノーモア被爆者と訴えた時に掲げた写真も展示されています。

日本リアリズム写真集団 長崎支部 村里榮さん
「僕の写真を使ってくれたっていうんで、感動っていうか驚き」

村里榮さんが1970年に撮影した山口仙二さんの写真です。

山口さんはこの写真を掲げ、国連軍縮特別総会で「ノーモア被爆者」と訴えました。

村里榮さん
「自分たちの気持ちを伝えたいということで、僕らの被写体としてさらけだしてくれた」

日本リアリズム写真集団長崎支部は、核兵器の廃絶と被爆者の救援をと声を挙げ始めた被爆者の姿を収めた写真集を1970年に出しました。

今回は2020年に発行した増補改訂版から約50点を展示しています。

来場者
「被爆者の写真を見ることは結構あったが、生活の写真を見るのは初めて」「ひとつひとつの生活が苦しく、たいへんだったなあと感じました」

撮影者も高齢になり、今回が最後かもしれないと話す「写真展 長崎の証言」は長崎市役所19階展望室ギャラリーで8月11日までです。

テレビ長崎
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