カムチャツカ半島付近を震源とする地震を受け、東海3県の沿岸に出されていた津波注意報が7月31日午前に解除されました。

 東海3県では、沿岸部に出ていた津波警報が30日夕方、津波注意報に切り替えられましたが、31日午前11時前、愛知県の外海や三重県南部などこの地方の注意報はすべて解除されました。

 50センチの津波を観測した田原市赤羽根の海岸は、全国有数のサーフィンスポットとして知られています。31日朝は人の姿はほとんどなく閑散とした様子で、津波から避難するよう「津波フラッグ」が掲げられていたほか、消防による見回りが行われていました。

 また、津波の影響で、トヨタ自動車は豊田市の堤工場や田原市の田原工場など国内の11工場・18ラインで31日朝から稼働を停止していて、このうち9つの工場について、夕方からの稼働はこのあと判断するとしています。

 気象庁は「津波注意報がだされていた沿岸では、引き続き津波が観測されているので、海に入っての作業などは注意が必要です」と呼びかけています。

東海テレビ
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