ロシアのカムチャツカ半島付近で7月30日に発生した規模の大きな地震で午後6時現在も岡山県の沿岸に津波注意報が発表されています。
今回の津波注意報を受け、防災担当の森下花音アナウンサーが防災上の注意点をまとめました。今回、注意したい点は2つあります。
一つ目は地震の揺れが感じられないにも関わらず、いきなり津波注意報が発表されたことです。津波注意報や警報が出た場合は速やかに避難するのが鉄則です。
しかし今回のケースは地震による揺れを伴わないため、どうして津波注意報が出たのか状況が飲み込みにくく、避難の判断を鈍らせる恐れがあります。
また海や川にいて携帯電話などの情報を得るツールを持っていない場合は発表にすら気づかない恐れもあります。
二つ目は注意報と言えども、侮れないということです。
今回、予想された津波の高さは1メートルでした。津波は通常の波とは違い水の壁が突進してくるような威力があります。大人の男性でも立っていることは困難で女性や子供は50センチの高さでも流される恐れがあります。注意報と言えども命の危険があります。侮ってはいけません。
これらを踏まえた上での対策です。今回避難指示が出されたエリアは、ほとんどが津波による浸水が想定されている地域です。
もし津波が発生したら自分が住んでいる地域は浸水するのかどうか、各市町村が発表しているハザードマップを見て確認しておきましょう。