山形市で最高気温38.5℃を記録するなど、29日は危険な暑さとなった。この暑さは来週にかけて続くとみられ、熱中症には十分な対策が必要。
青空からギラギラと照りつける太陽。
本州付近が高気圧に覆われている影響で県内も気温が上がり、村山・置賜で体温を超える危険な暑さとなった。
気象庁と環境省は、2025年4回目となる熱中症警戒アラートを発表。
県内に22ある観測地点のうち3地点で38℃を超え、約7割にあたる15地点で猛暑日となった。
<各地の最高気温>
高畠 38.7℃
山形 38.5℃
米沢 38.4℃
山形市の連続猛暑日は29日で12日連続となり、1994年の過去最長に並んだ。
また、高畠・新庄など7地点で観測史上最高を記録し、5つの地点で7月の観測史上最高となった。
「外に出たくない。普段は家の中にいる。(Q.暑さが続くのは?)つらいですね」
(リポート)
「午後2時すぎの山形市馬見ヶ崎です。手元の温度計は39.6℃と体温超えの暑さです。この暑さを何とかしのごうと、プールでは多くの子どもたちが水遊びを楽しんでいます」
山形市にある「馬見ケ崎プールジャバ」は平日にも関わらず、県の内外から訪れた多くの家族連れでにぎわっていた。
(寒河江市から)
「(Q.プールは?)楽しい! ウォータースライダー。波が楽しい」
(村山市から)
「楽しいしウォータースライダーも乗れてよかった。長くてドキドキしておもしろかった」
(宮城から)
「浮き輪から落ちるのが楽しかった。あと3回くらい来たい」
(宮城から)
「300円で入れて安くていい、広いし。宮城にもプールはあるけどこっちのほうがいい」
(宮城から)
「めっちゃ暑いから大変。たまに学校でも暑すぎてプールに入れなくなる時がある」
プールに加え、かき氷でさらに涼む姿も…。
(上山市から)
「今までは34~35℃くらいだったのに、39℃やばい。うまい! ブルーハワイ!」
県内の各消防によると、29日午後4時の時点で熱中症の疑いで4人が病院に運ばれている。
県内は30日も猛暑日となる見込みで、温度や湿度などを踏まえた県内の「暑さ指数」の予測は、県内すべての地点で5段階の4段階以上となっている。
最も高い「危険」の赤いマークは12地点で予想されていて、「運動は原則中止」の暑さとなる見込み。
しばらく厳しい暑さが続くとみられるため、引き続き熱中症への十分な対策が必要。
<30日以降の山形市の予想最高気温>
30日 37℃
31日 35℃
1日 34℃
2日 32℃
3日 35℃
山形市は「12日連続の猛暑日でタイ記録」と伝えたが、30日・31日に猛暑日が予想されるため、連続記録が更新されるかもしれない。
いずれにしても、連日の猛暑続きで体がまいってきていると思われる。熱中症への備えを万全にしてほしい。