福井県内には25日も熱中症警戒アラートが発表され、厳しい暑さとなる中、あわら市のブドウ園では今シーズンの営業が始まりました。生産者の努力によって立派なブドウが実を付けています。
福山千奈アナウンサー:
「厳しい暑さが続いていますが、こちらの農園のブドウは元気に実っていて、甘さがギュッと詰まっています」
25日から営業が始まったのは、あわら市波松にある「あわらベルジェ観光ぶどう園」です。
約7000平方メートルという、サッカー場とほぼ同じ広さの敷地で、シャインマスカットやピオーネなど23種類のブドウを育てています。
海沿いに位置しているため、ミネラルを含んだ栄養たっぷりの農園の土の影響で、糖度の高いブドウに成長するということです。
いま旬を迎えているのは、強い甘みが特徴の「早生デラウェア」と爽やかな甘みが魅力の「キングデラ」の2種類です。
開園にあたり25日は、地元の北潟こども園の園児12人が招かれました。園児たちは生産者に教わりながら、はさみを使って丁寧に摘み取っていきました。
園児たちは―
「楽しかった。(はさみで切るのが)難しかった」
「ブドウ大好き。果物の中で一番好き」
こちらのブドウ園では独自のガイドラインに基づいて暑さ管理を徹底しています。
夏の期間は週2回、半日間水やりを行い、晴天で外気温が25度以上の場合はハウスの屋根を午前9時から午後3時まで全面開放します。
こうした対策を続けることで、今のところブドウには猛暑の影響が出ておらず順調に育っているということです。
営業は9月下旬までを予定しています。