国内で流通している中国製の玩具拳銃「リアルギミックミニリボルバー」(商品名)が真正拳銃と同様の発射機能を持っていることが分かり、長野県警は所有者に回収を呼びかけている。県内では288丁が出回っているが、これまでに7丁の回収にとどまっているという。
“おもちゃ拳銃”に真正拳銃と同様の発射機能
商品名は「リアルギミックミニリボルバー」。回転弾倉式拳銃で、「S F OPEN」の刻印がある。パッケージには「プラ弾:8発付属」、「対象年齢12歳以上」と記されている。
中国製の玩具拳銃で真正拳銃と同様の発射機能を持っているという。

警察によると、この拳銃は全国で約1万5000丁が流通していて、このうち長野県では南信地方の商業施設の景品から288丁が出回っている。この施設では、2024年12月から陳列していた。
2026年以降は銃刀法に抵触する恐れ
警察は、この拳銃を所有している人は、2025年12月31日までに最寄りの警察に持ちこむよう呼びかけている。

この拳銃を輸入・所持・販売などをすることは違法で罪に問われるが、経過措置として、回収期間までは、規定は適用されないとしている。
2026年1月以降に所持していると、銃刀法に抵触する恐れがある。
呼びかけ開始から1週間余りで7丁回収
県警が所有者に回収を呼びかけてから1週間余りが経つが、7月24日までに7丁の回収にとどまっているという。

県警は「12月末までの猶予はあるものの、早めに持ち込んでほしい」と呼びかけていて、不明な点は県警本部組織犯罪対策課または警察署刑事担当課に問い合わせてほしいとしている。
(長野放送)
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