20日夜投開票が行われた参議院議員選挙。現職と新人あわせて4人の争いとなった熊本選挙区では自民党・現職の馬場 成志さんが3回目の当選を果たしました。それぞれの候補者の動きをまとめました。

自民党・現職の馬場 成志さんは32万8373票を獲得。

立憲民主党・新人の鎌田 聡さんに6万票あまりの差をつけるなど新人3人を破り
3回目の当選です。


馬場さんは党所属の国会議員や県議、市町村長のほか、推薦する公明党や約200の団体の支援を受け県内各地で組織戦を展開。

選挙戦では「台湾の半導体製造大手TSMCの進出など熊本のいい流れを止めてはいけない」などと自公政権の継続を訴えました。

【自民党・現職 馬場 成志氏」
「今回の戦いは逆風の中で始まってみなさんの中でもものすごく心配してもらいながらの戦いだった。これからいただいた任期をしっかりと熊本のため国のために働いていきたいと思う」

馬場さんはその後TKUの開票特別特番に生出演。
3期目の意気込みを次のように語りました。
【自民党・現職 馬場 成志氏」
「国会運営はものすごく厳しいものになってくると思うがただ私は今まで議院運営の
仕事ばかりやってきたので野党にしっかり理解いただけるようなこれから政権がどうなるかというのはあるがやっていきたい。それと熊本に関しては災害からの復興など含めて熊本を強く災害にも強く経済的にも強くということをしっかりレールに乗せられるように働いていきたい」


【立憲・新人 鎌田 聡氏】
「私の力不足ということに尽きる。次なる戦いに向け前を向いて進んでいきましょう」

一方、初の国政選挙に挑んだ立憲民主党・新人の鎌田 聡さんは一歩及びませんでした。

【立憲・新人 鎌田 聡氏】
「自民党政治、石破政権がやっていることについて国民生活を向いていないということへの共感はだいぶ得られたと思う。一方で参政党にも票が分かれ、こちらに伸びがなかったのかな」

鎌田さんは今後について「県議に戻ることはない。衆議院の解散総選挙が行われることになっても現時点では出馬は考えていない」と述べました。

また、参政党・新人の山口 誠太郎さんは、当初陣営が目標に掲げていた『10万票』の約2倍の票を獲得。全国で躍進した党の勢いを熊本でも示しましたが及びませんでした。

【参政・新人 山口 誠太郎氏(36)】
「『日本を守ってほしい 変えてほしい』と私に投じてくれた方々の声を国政に届けることができないのは非常に悔しい思いでいっぱい」

一夜明けた21日朝。熊本市中央区で辻立ちをした山口さん。すでに次を見据えています

【参政・新人 山口 誠太郎氏(36)】
「次の戦いは始まっている。どのタイミングで どこ(の選挙)に出るかはまだ決まっていないが(政治活動は)続けていきたい」

テレビ熊本
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