2025年6月に動物愛護団体に所属する熊本市の女性の自宅から、約150匹のネコが死んでいるのが見つかった事件の続報で、熊本市と熊本県は合同で他の団体への立ち入り調査を行い、その結果、他の団体の飼育管理に問題はなかったことが分かった。

保護ネコ活動家宅から約150匹の死骸

この事件は2025年6月、動物愛護団体に所属し、熊本市北区でネコの保護活動をしていた女性の自宅で、約150匹のネコが死んでいるのが見つかったもの。

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熊本市は「他のネコの死骸が放置された環境で、ネコを飼育していた」として女性を動物愛護法違反の疑いで警察に告発している。

また、熊本市は熊本県と合同で6月から7月にかけて、県の譲受団体と市の譲渡対象者に登録している計55の施設を対象に立ち入り調査を行いった。

「全ての施設に問題ない」「事案を検証」

熊本市動物愛護センターによると、職員がそれぞれの施設を訪問し、動物の健康状態や脱走防止策をとっているか、適正な飼育頭数になっているかなどを確認。その結果、「今回、調査した全ての施設に問題はなく、適正に飼育管理ができていた」という。

熊本市動物愛護センターの瀧本勉所長は「今回の全体の事案を検証して、他にできることはなかったのかなど、これからの体制づくり、早期発見するにはどうしたらいいのかを検討していく」と述べた。

(テレビ熊本)

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