7月20日、投開票が行われた参議院議員選挙・宮城選挙区は、立憲民主党の現職・石垣のり子氏が、ほかの候補者に7万票以上の差をつけ2回目の当選を果たしました。

7人が立候補した参院選・宮城選挙区は、開票の結果、立憲民主党の現職・石垣のり子氏が36万7794票を獲得し、2回目の当選を果たしました。

立憲民主党 石垣のり子氏
「皆さんの心の叫び、生活の苦しさ、そして今の政治状況に対する、悲痛な叫びをこの17日間の中でも感じてまいりました。よりよい皆さんの暮らしをお支えし、そして何より人権を守り抜く、そのためにどのような政治の在り方が求められているのか、このことを基本に据えて、これからの6年間も、しっかりと仕事をしてまいります」

党の幹部や県内全ての市町村長の応援を受けた自民党の新人・石川光次郎氏は初の国政には届きませんでした。

自民党 石川光次郎氏
「皆さま方の大きな、大きなご厚情に対して報いることができなかったという悔しさはありますけども、皆さんと一緒に一つになって、この戦いを進められたことは、私にとって大きな財産だと思っています」

前回、2022年の参院選の約3.4倍の票を獲得した参政党の新人、ローレンス綾子氏は、党が議席を伸ばした成果を強調しました。

参政党 ローレンス綾子氏
「党全体として私たちは勝利を今回勝ち取ったと思っています。日本を愛する気持ちを掻き立てられていると思う。ですから一緒に絶対に日本を守っていきましょう」

立憲民主党 石垣のり子氏
「おはようございます、お疲れ様でございます!」

当選から一夜明け、21日朝、石垣氏は青葉区の選挙事務所で選挙結果を報じる新聞記事に目を通しました。

立憲民主党 石垣のり子氏
「非常に難しい国会運営になっていくということを、きのうの段階で話はしていたが、さらに気を引き締めて頑張っていかなければならない」

国会では物価高対策を優先に、政策の実現に努めたいと意欲を示しました。

立憲民主党 石垣のり子氏
「野党でどういう方向で減税していくかという調整は必要になってくると思うが、党としては『食料品の消費税ゼロ』を掲げているので、来年の春までにやらなければならない」

また、6年前から第一に掲げてきた、人権ファーストについては。

立憲民主党 石垣のり子氏
「格差が拡大してしまったことによる様々なしわ寄せ、弊害が今回の政治状況を作り出している。それをできるだけ是正していくことに、あらゆる角度から取り組んでいきたい」

県内の投票率は55.37%で前回の参議院選挙を6.57ポイント上回りました。

仙台放送
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