不記載問題はどれだけ響いたのでしょうか。
自民党からは31人の候補者が比例で立候補しましたが、現在、FNNの予測では特定枠の2人を含む7人が議席を獲得。
自民党の比例は、犬童周作さん、山田太郎さんに当選確実が出ています。
一方、「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんの弟・中田フィッシュさん、「筆談ホステス」として知られる斉藤里恵さんは、落選確実です。
杉田水脈さんは苦戦を強いられていて、橋本聖子さんは、自民比例の獲得予測議席10に滑り込めるか、注目です。
2議席を争う京都選挙区では日本維新の会の新人で元アナウンサーの新実彰平さんが、当選確実です。
若者世代の代表を自負し、社会保険料を下げる改革を訴え、悲願の議席を獲得しました。
残る1議席をめぐり不記載や「ひめゆり」発言があった自民党・現職の西田昌司さん、共産党・現職の倉林明子さんらが、デッドヒートを繰り広げています。
三重選挙区は、立憲民主党の新人・小島智子さんが当選確実です。
事実上の一騎打ちとなった自民党の現職・吉川有美さんは、小島さんが教師をしていた中学校の元生徒。
小島さんは、240万円の裏金問題に揺れた元教え子から議席を奪いました。
1議席に7人もが立候補した奈良選挙区。
自民党現職の堀井巌さんは不記載問題で逆風にさらされる中自民党の組織力を活かしリードしています。こうした中、国民民主党の杉本葵さんが猛追しています。
山口選挙区では自民党の北村経夫さんが4度目の当選を確実にしました。
北村さんには、118万円の不記載に対する批判もあるなか、安倍元総理や林官房長官の地元でもある山口で、保守層を手堅く取り込み、議席を守りました。
山口選挙区では改選1議席に対し、新人と現職あわせて5人が立候補していました。
3議席を争う北海道選挙区。
立憲民主党の勝部賢志さんと自民党の高橋はるみさんが早々と当選を確実にしました。
22万円の裏金問題で逆風が吹く中、高橋さんは北海道知事を4期務めた圧倒的な知名度と選挙の強さは健在。勝利を手繰り寄せました。3番手は自民・国民民主・参政が争う展開となっています。
自民王国・石川選挙区では自民党の現職、宮本周司さんが1482万円の不記載があったものの、一歩リードです。国民民主党の浜辺健太さんらは苦しい展開です。
宮崎選挙区は、立憲民主党の山内佳菜子さんが自民党の長峯誠さんをリードしています。
山内さんの元には選挙戦初日に野田代表が応援に入るなど、党を挙げた支援体制で戦いに臨みました。