16日、鹿児島市の小学校に台湾の小学生たちがやってきました。
国も文化も全く異なる子どもたちは緊張、そしてワクワクの中、楽しく交流しました。
鹿児島市の紫原小学校です。
やってきたのは台湾の麗林小学校の児童16人です。
「ニーハオ、ハロー」
今回の交流会は双方の小学校の保護者同士が知り合いだったことがきっかけで実現しました。
まず行われたのは日本と台湾の児童が一緒になって楽器を弾く合同演奏会です。
トランペットやトロンボーンといった楽器だけでなく、台湾や日本のおもちゃも登場しました。
美しい音色に子どもたちも保護者も夢中になって聞き入っていました。
紫原小の児童
「音色がきれいに交わっていてとても心に響いた」
演奏会のあと、教室に移動してきた児童たち。
会話を試みますが言葉が通じず、コミュニケーションに戸惑います。
そこで、活躍したのはタブレット端末です。
(児童たちが翻訳サイトに文字を入力して質問)
紫原小の児童
「暑い?」
台湾の児童
「暑いです」
台湾の児童
「教室にエアコンはありますか」
紫原小の児童
「YES、YES」
児童たちは翻訳サイトを使って必死になってコミュニケーションをとっていました。
「手をあわせてください。いただきます!」
最後は給食の時間です。
紫原小の児童
(牛乳パックの開け方を教える)
「PUSH、そうそう、NICE」
紫原小の児童
「いつもと違って緊張してうまくしゃべれないけど楽しい」
台湾の児童
「とてもおいしい」
「給食は台湾より日本の方が好き。(言語が違うので)お互いにしゃべることが面白い」
約1200キロ離れた日本と台湾の子どもたちですが、心の距離はいつしか縮まり、あたたかい絆が芽生えた様子でした。