新燃岳の火山灰の影響で霧島川から水田への取水ができなくなっていましたが、一部地域で再開し、農家の人は胸をなで下ろしています。
鹿児島県霧島市隼人町の霧島川から取水する松永用水です。
水は少し濁っていますが、取水が停止していた14日の映像と比べても大量の水が水田に送られているのが分かります。
国分土地改良区によりますと、水の濁りがやや解消してきたため、15日、5日ぶりに取水を再開したということです。
農家の人たちは16日朝、水が張られた水田を見て安心した様子でした。
農家の人
「生き生きしていますね。肥料が効いたような感じで、一安心」
「あんまり(停止が)長いと日照りが強いから枯れないかと思った。最初はドロドロした感じだったがだいぶサラサラなってきた。これならいいんじゃないかな」
一方、霧島川の上流部では水の濁りが取れなかったり、取水口が土砂でふさがって田んぼに水を送れない地域もあり、それぞれの水利組合では今後の雨の降り方や水質をみながら判断していくということです。