のんびりと過ごすカラフルな鳥たち。
飼育員:
こんにちは。
モモちゃん:
コンニチハ!
ここにいる鳥たちは、全て飼い主から手放されたペットの鳥です。
松本壯志さん:
相性とか環境とか条件とかをしっかり見ながら、新しい里親さんを探せればいいなと思っています。
鳥の保護活動を20年以上続けている、松本壯志さん。鳥をこよなく愛し、付いた愛称は“鳥爺”です。

松本壯志さん:
文鳥という種類で寿命は約10年と言われている。中庭にいた子たちは、50・60・70年ぐらいは寿命があります。
コロナ禍でペットとして注目が集まった鳥。
その寿命は、長生きする種類で犬や猫の約6倍だそうです。
松本壯志さん:
飼い主さんがご高齢になって飼えなくなって、「まさかこんなに長生きすると思わなかった」という方はすごく多いです。そういう面もちゃんと知った上で、皆さんに関心を持っていただきたい。
30代の頃、大病を患い余命1年という宣告を受けた松本さん。
それでも“鳥を残して死ねない”と病気と向き合い、奇跡の回復を果たしたのです。
松本壯志さん:
鳥たちと一緒に暮らしていることが元気になった理由じゃないのかなと。だったら最後は鳥に感謝を込めて、自分は鳥のことを頑張ってやっていこうかなと思った。
そこから“自分を救ってくれた鳥を救いたい”と、これまでに1000羽以上の鳥を保護してきました。
松本壯志さん:
自分が元気なうちまでやっていきたいですね。でも、自分が元気じゃなくなったとしても引き継いでいけるような仕組みも作っていきたい。他に何の取り柄もないので。鳥だけに。
人と鳥が最後まで幸せに暮らせますように。
新しい家族に鳥をつなぐ松本さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」6月16日放送より)