中国でスパイ罪で起訴されたアステラス製薬の日本人男性社員の判決公判が、16日朝、北京で開かれ、先ほど終了しました。
アステラス製薬の現地法人で幹部を務めていた60代の日本人男性は、2023年3月、任期を終えて帰国する直前に中国当局に拘束され、2024年8月にスパイ罪で起訴されました。
北京の裁判所では、16日午前に男性の判決公判が開かれ、金杉大使と大使館の職員が傍聴しました。
日中関係筋によりますと、公判は先ほど終了しましたが、現時点で判決内容は明らかにされていません。
日本政府は男性の早期解放を中国側に繰り返し求めていて、有罪判決となれば、改善傾向にあった日中関係に影響を与える可能性もあります。