米軍は15日、石垣市の漁港で救難訓練を実施しました。
漁港の使用にあたっては、船の係留という内容で申請されていたということで、管理者である石垣市は「目的外使用」にあたるとして米軍に抗議する方針です。

石垣市によりますと2025年6月に市内の住民から「米軍と共同の救難訓練」という目的で、伊野田漁港に米軍の救難船3隻、民間の漁船1隻の係留と道具を保管するためのプレハブを設置する申請が出されました。

市は、船の係留と道具を保管するための申請だと認識し、3日に許可しましたが、米軍は7月15日に漁港内で救難訓練を実施しました。

市は目的外使用に当たるとして米軍に抗議するとしています。

石垣市 知念永一郎副市長:
目的外の仕様をする事には強く指導しますし、これが守られない場合は取り消しも視野に検討してまいります

今回の救難訓練にあたっては、事前に米軍から沖縄県や防衛局に連絡はなく、市民を通じて石垣市に連絡があったのみでした。

市は、申請者とアメリカ軍との関係性など、詳細を確認していなかったとして対応が適切だったかどうか確認するとしています。

沖縄テレビ
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