参政党の神谷宗幣代表が7月13日に仙台市内で行った街頭演説で、宮城県が進めた水道事業について言及しました。県は、この発言の中に事実と異なっているものがあるとして、神谷代表に対し謝罪と訂正を求める抗議文を提出しました。

参政党 神谷宗幣代表
「国がやらないから宮城県みたいに民営化しちゃうわけでしょ。おかしい宮城県は!水道なんてめちゃくちゃ大事なわけですよ。なんで外資に売るんですか。外資に任せるんですか。彼ら金儲けですよ」

参政党の神谷代表は、県の上下水道と工業用水の事業を民間が運営する「みやぎ型管理運営方式」について、このように発言しました。

これに対し、県は「誤った情報を発信し、県民に対して過度な動揺や不安を与えるようなことは、決して許されるものではない」として、15日、神谷代表に謝罪と訂正を求める抗議文を提出しました。

抗議文では「みやぎ型管理運営方式」について、完全民営化とは決定的に異なる官民連携事業だとして、県が最終的な責任を負って安心、安全な水を提供する取り組みとしています。

また、事業運営会社の共同出資企業には外資系企業も含まれているものの、「外資へ売った」とする事実はないとしています。

参政党本部は、仙台放送の取材に対し「抗議文は確かに受領している。本部でしかるべき対応をしている」とコメントしています。

仙台放送
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