参議院選挙は、投票まで1週間を切りました。
鳥取・島根両県の選管は、期日前投票所で、SNSで「映える」アイテムを配布、「拡散」効果で若者の投票参加を促します。

7月3日に公示された今回の参議院選挙。
山陰両県でも、翌日から期日前投票が行われています。

鳥取・島根両県の選管によると、これまでの投票率は、鳥取県が9.08%、島根県が9.87%で、前回の2022年に比べ高くなっています。
しかし…。

坂西美香アナウンサー:
18歳、19歳の投票率は、まだまだ伸び悩んでいます。そこで、今回初めての取り組み、投票済カードを配布して、若年層のSNS発信力を活かして投票行動促進を図ります。

18歳、19歳の投票率をみると、選挙権年齢が引き下げられて初めて迎えた2016年の参院選では、鳥取県が42.96%、島根県が39.60%でしたが、前回2022年の参院選では、鳥取県で32.01%、島根県で27.07%と低迷したままです。

島根県選挙管理委員会事務局・西川省三事務局長:
(投票率)底上げをしたいと思っている。

そこで用意されたのが「投票済カード」。

「トリピー」と「しまねっこ」両県のキャラクターをあしらったデザインで、両県合わせて1万5000枚を、期日前投票を終えた人に配布しています。

島根県選挙管理委員会事務局・西川省三事務局長:
特に18歳、19歳の選挙権をもらったばかりの子が選挙に行くような仕組みを考えて、SNS投稿して友達に選挙を呼びかけてもらうような流れになったらと思う。

狙うのは「拡散」効果です。

選管は、こうした新しい取り組みが、若者の投票参加や投票率向上につながればと期待しています。

TSKさんいん中央テレビ
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