長野駅前で今年1月に男女3人が刺され、1人が死亡するなど刃物を使った事件が相次ぐなか、JR長崎駅で15日に刃物を持った不審者が列車にいるという想定で訓練がありました。

JR長崎駅であった訓練には駅の職員や警察など、あわせて60人が参加しました。

列車の中に刃物を持った不審者がいるという想定です。

まず、パニックにならないように乗客を列車の外に避難させた後、駅員がさすまたを使って不審者を誘導します。

不審者が乗客に近づかないよう、利用客に声をかけながら安全な場所へ誘導しました。

一般人を切りつけたという想定の訓練では、警察官がさすまたや盾などを使って犯人を取り押さえる手順を確認しました。

今年1月には長野駅前で男女3人が刺され、1人が死亡するなど、近年、刃物で刺される事件が相次いでいます。

万が一に備えて、警察とJR九州で連携し、避難誘導の仕方や現場対処力を向上させることが重要です。

県警刑事部捜査一課 小島健雄 調査官
「警察官がどこにでも早く行けるわけじゃない」「周りの人にも伝えて、周知を徹底して避難してもらうのが必要」

JR九州長崎支社 上畑孝之 課長
「実践的な訓練を継続的に行って、お客さまが安心して鉄道を利用いただけるように取り組みたい」

テレビ長崎
テレビ長崎

長崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。