2021年、広島市で知人の男性を殺害して遺体を損壊・遺棄した罪に問われている男の控訴審が広島高裁で始まり、弁護側は一審の判決には事実誤認があり破棄されるべきであると訴えました。

起訴状などによりますと、広島市佐伯区の無職、渡部大地被告(33)は2021年10月、佐伯区にある祖母の家で知人の植木秀俊さんを殴るなどして殺害。遺体を切断して佐伯区や周辺の海に遺棄した罪に問われています。

広島地裁は懲役18年の判決を言い渡しましたが、渡部被告は判決を不服として控訴していました。

15日の裁判で弁護側は「被告人は死体遺棄について認めるが、別の男が行ったと否認している。殺人及び死体損壊を認定した点が事実を誤認しており、破棄されるべきである」などと主張する書面を提出しました。

一方で検察は控訴を棄却すべきと主張しました。
裁判は即日結審し判決は9月2日に言い渡される予定です。

テレビ新広島
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