「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から43年前の1982年7月15日、身代金目的の誘拐事件を想定した映画やドラマさながらの捜査訓練が行われました。
訓練は、福山市内の小学校2年生の男の子が、学校から帰宅中、見知らぬ男に、乗用車で連れ去られたという想定で行われました。
訓練では、まず身代金目的の誘拐事件と断定した県警捜査1課が、福山東警察署に捜査本部を設置します。
誘拐犯人は多額の身代金を要求し、受け渡し場所を指定。捜査本部は身代金を持った女性を受け渡し場所に向かわせる一方、捜査員が、トラック運転手や郵便局員に変装して張り込み犯人が現れるのを待ちます。
そして、誘拐犯人が姿を見せたところを張り込んでいた捜査員が一斉に取り押さえました。
営利目的の誘拐事件が、この時代、頻発していて、さらに巧妙化していることから訓練が実施されました。