富裕層の外国人旅行客を呼び込もうと、宮城県白石市では、白石城を貸し切りにして豪華ディナーを振る舞うモニタツアーが開かれました。

このモニターツアーは、白石市が外国人富裕層を呼び込み地域経済の活性化などにつなげようと、観光庁の補助事業を活用し、初めて企画したものです。

モニターツアーにはフランスや台湾の旅行会社などから4人が参加していて、7月14日は白石城の天守閣を貸し切り、豪華なディナーを体験しました。

振る舞われたのは市内の老舗旅館の料理長が、趣向を凝らしたメニュー「9品」で、仙台牛に三陸産の魚など、県内産の食材がふんだんに使われています。

参加した人たちは日常では味わえない空間で、特別なディナーを楽しんでいました。

参加者
「すごくおいしかった。すてきな体験だった」

白石市商工観光課 岩澤研治課長
「木造の天守閣で食事をとってもらう機会はなかなかないと思うので、世界に誇れる観光コンテンツのひとつに磨き上げたい」

白石市では、8月中旬から旅行会社を通じて、シンガポール、台湾、フランスなどで、このツアーの販売を行う予定にしています。

仙台放送
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