参議院選挙について詳しくお伝えする「もっと投票の前に」。
番組では、7日から各政党の党首の動向や戦略、そして課題について、フジテレビ政治部・高橋洵記者のリポートをお伝えします。
7日は自民党の選挙戦です。
石破首相は6日、3カ所で行った演説で「厳しい選挙」を強調し、これまでにない危機感をあらわにしました。
石破首相は、山梨・甲府市では「今回、最も厳しい選挙です」と延べ、神奈川・横浜市の2カ所では「全国、北海道から沖縄まで厳しい中にあって、大変な逆風であります」「本当に厳しい選挙になりました」などと述べました。
石破首相が目標とする、与党で参議院全体での「過半数の維持」に対し、当初は「低い目標だ」との声も出ていましたが、FNNを含めた各社の情勢分析では、「与党で過半数をめぐる攻防」とされています。
選挙のない衆議院議員に対し地元に張り付くよう指示が出され、通常なら全国の応援に回る幹部クラスも自身の地元で支援を訴える異例の展開となっています。
一方、知名度のある小泉農水相は連日、各地の応援演説に入っていますが、小泉氏が打ち出した一連のコメ政策をめぐり、農協票が離れることへの懸念も出ています。
物価高対策で野党各党が消費税の減税を訴える中、自民党は「将来につけを回さない」として給付金への理解を訴え、責任政党としての立場を強調していく方針です。