トランプ政権と関税交渉が続く中国では、2025年4月から6月までのGDP(国内総生産)の伸び率はプラス5.2%にとどまり、前の3カ月に比べ減速しました。
中国国家統計局は15日、第2四半期のGDPが前の年の同じ時期に比べてプラス5.2%と発表し、第1四半期のプラス5.4%と比べて減速しました。
政府の買い換え支援策で家電などの消費が拡大し、上半期の小売売上高はプラス5%でしたが、需要の先取りという指摘もあります。
また、不動産開発投資はマイナス11.2%と依然として厳しい局面が続いており、先行き不透明感は強いままです。
中国国家統計局の担当者は、アメリカの関税政策を念頭に「外部による不安定かつ不確定要素が多い」と懸念を示しました。