今週20日は参院選の投票日です。各候補者に国政の課題や自身の考えなどを聞きました。14日は先週9日に開設された佐賀駐屯地について。
【N党・新松尾芳治候補】
「佐賀駐屯地に関しては、僕自身が関東とか関西とか、あと沖縄もですね、空対協という絡みでいろいろ視察に行ったことがあるんですね。そう考えた時に佐賀県の位置がですね、またこれが絶妙なんですよ。例えば熊本とか大分にはできない、この佐賀平野だからこそできる。九州沖縄の物流拠点としてやっぱり、オスプレイというのが人とか物を運ぶのが中心ですから、これから何か有事の際、佐賀県から九州沖縄を助けに行ける。そこの重要な拠点として有効活用されることを望んでいます」
【立憲・新富永明美候補】
「島しょ防衛を含め、正当な防衛というのは必要であるというふうに思っていますしかし、そもそも佐賀空港と自衛隊との共用はさせないという約束がされておりました。ましてや、配備をされるオスプレイに関してですけども、これは安全性の面に墜落もあっていますので、安全性の面に大変問題があるというふうに思っております。住民の皆さんもまだまだ十分納得されておりませんし、住民説明会も不十分な中で配備をされるということはですね許されないことだと思います。配備されたとしても騒音問題ですとか、排水のことまだまだ課題がありますので、引き続きしっかり注視をしていきたいというふうに考えております」
【自民・現山下雄平候補】
「日本の取り巻く安全保障環境が、非常に緊迫してるというのは多くの皆さんが認めるところだと思いますので、わが国の南西諸島の防衛のためには、このオスプレイを含めた佐賀駐屯地というのは非常にわが国、そして周辺地域の安定にすごく寄与するものだという風に考えます。さらに佐賀県においてはですね、防災面においてもですね、非常に有用ではないかという風に考えます。一方で地域の川副の人を含めてですね、地域の皆さん方が不安に感じていらっしゃることも多々あると思いますし、また漁業者を含めてですね、そうしたところに影響がないようにという思いを強く持ってらっしゃることは日々現地に足を運んでいて感じていますので、そこは地元の国会議員として防衛省であったり、政府との間をつないでいって、少しでも不安が解消できるように努力していければと考えています」
【参政・新下吹越優也候補】
「まず、オスプレイの購入については、アメリカの言い値で購入することには反対でした。これからは、同盟国アメリカと真の意味で対等な関係を築く必要があります。そのためには国民が日米関係の真実を知ることが大事です。その上で、アメリカに依存しない自立した自衛隊の保持について議論を深めていくべきです。佐賀駐屯地には最終的には約800人の隊員が配備されると聞いています。駐屯地近郊には豊かな農地や有明海が広がっています。隊員の皆さんが地域の一員として、民間と連携しながら、一次産業の支援に積極的に取り組んでほしいと期待しています」