(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在

◆きょう14日(月)の気温
道北は今季一番の暑さとなった所が多くなりました。
 士別市朝日では36.4℃まで上がったほか、
 滝上や旭川も35℃以上の猛暑日となりました。
 函館、江差、倶知安、小樽も30℃以上でした。
 一方、苫小牧は涼しく、最高気温でも22.1℃となりました。

◆台風5号
 現在、福島県いわき市の約140キロ東の海上を北上中です。
 あすにかけて、北上を続け、北海道に上陸する可能性が高まっています。
 9年ぶりの上陸で、東部を中心に大荒れの天気となりそうです。
 太平洋側東部は、7メートルの高波でうねりを伴うでしょう。
 非常に強い風が吹き、太平洋側は100ミリを超える大雨で、雷を伴い激しく降りそうです。
 ひと月かけて降る雨が、数時間に集中して降りますので、
 浸水や冠水の被害に注意をして下さい。
 高波、大雨、強風などの台風への備えは、できるだけ早く済ませましょう。
 すでに、道東は、学校は休校を決めた所もあるほか、
 交通機関も運休を決めた路線があります。
 特に、あす午前中は、不要不急の外出は控えたほうが良さそうです。
 
◆あす15日(火)の天気
 道東を中心に大荒れです。
 台風が北海道を縦断する未明から昼前にかけてが大雨や強風のピークです。
 午後も、大気の状態が不安定で、急なにわか雨や雷雨の可能性があります。

◆きょう15日(火)の気温
 朝から気温が高く、蒸し暑いでしょう。
 札幌の最低気温は24℃で、最高気温は30℃です。
 旭川は32℃、北見は34℃まで上がるでしょう。
 湿度高く、熱中症のリスクが高まりますので、
 こまめな水分補給を心がけましょう。

◆札幌の10日間予報 15日(火)~24日(木)
 今週は、大気の状態が不安定で、雨が降る日が多いでしょう。
 日差しが少なくとも、蒸し暑い風が吹き、
 最高気温は、連日30℃以上です。
 最低気温も24℃前後で、寝苦しい夜が続くでしょう。
 来週は、さらに暑さが厳しく、22日(火)は34℃予報です。
 このままのペースだと、札幌の7月の真夏日日数は、
 統計史上一番となるかもしれません。
 歴史に残る暑い7月になりそうです。
 
◆全道の週間予報 15日(火)~21日(月・祝)
 向こう1週間は、雲の多い天気が続くでしょう。
 内陸部は、暑さが厳しく、
 旭川、北見、帯広は33℃以上の日がありそうです。
 3連休も、熱中症や食中毒に気を付けて、
 海や川での水の事故にも注意をしましょう。

北海道文化放送
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