「プラゴミバスターズ」が行く!

青い空の下、打ち上げられた大量のゴミを担いで歩く一団。海岸でゴミ拾いに励む彼らは、その名も「プラゴミバスターズ」。

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これまで、神奈川県の海岸線約430kmを全て歩いてゴミ拾いをしてきました。

豊田直之さん
次どんな海岸線が出てくるんだろうってずっとワクワクの連続で、神奈川県全部歩ききったって言う感じですね。

「プラゴミバスターズ」のリーダーは豊田直之さん。40年以上海の生き物たちをレンズに収めてきた水中カメラマンです。

豊田直之さん
海に潜ったときに見たこともないような生き物が遠くに見えたんです。なんか新種かなと思ってそっと近づいてみたら、レジ袋がフワフワ漂っていたんですね。私たちの出したプラスチックのゴミで生き物が命を落としたり苦しんだりしている。

これまで、プラゴミバスターズは険しい岩場にも果敢に挑み、4年以上かけて神奈川の海岸線を制覇しました。

拾ったゴミは分別し、地域や種類ごとに全てデータ化。より効率的なゴミ拾い活動に生かしています。

豊田直之さん
たくさんゴミがある所を一気にゴミ拾いしてしまえば、海岸のゴミがどんどんスピーディーに効率よくきれいになっていくので。

きれいな海を未来に繋げるため、豊田さんはこうした活動を20年以上続けています。

豊田直之さん
私の人生は海と一緒にずっと暮らしてきた。せっかくこの地球に生まれたんですから、生きるのすら大変な環境になってしまったら申し訳ないのでね。可能な限り、まだなんとかできる状況にまではしていきたいと思っています。

大好きな海を守り抜くため、プラゴミバスターズの活動はあすも続きます。

(イット!5月16日放送より)