こうしたストレスを軽減したいならどうすればいいのか。対策は乗る前から始まっている。

まずはホームで、階段やエスカレーター近くの車両を避けることだ。人が集まりやすいことに加えて駆け込み乗車も起きるので、特に混雑しやすいそう。

逆に両端近くの車両は混みにくいので、発車まで時間があるなら端の方に行ってもいい。

満員電車で一番“楽”なポジション

ここからは乗った後。ポジションとしては「車両の連結部分近く」が最も楽だと、田中さん。乗り降りによる人の出入りが少なく、連結ドアのそばなら体を預けられるのだとか。

ただし、乗客をかき分けてまで行くのはNG。周囲に迷惑をかけないことが前提だ。

乗降口付近は混みやすい(画像はイメージ)
乗降口付近は混みやすい(画像はイメージ)

「逆に乗降口付近のドアは、ぎゅうぎゅう詰めや押し合いになりやすいですね」

ただ、満員電車では身動きが取れないこともあるはず。それなら“周りと対面しない”体の向きや立ち位置を意識すると、周囲の人と視線が合いにくくなってストレスも軽くなるそうだ。

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次の駅で降りそうな人の見極め方

また、次の駅で降りそうな人を見極め、座席が空いたら早めに座ることもポイント。田中さんによれば、次の行動をしている人は降りる可能性があるので、狙い目だという。

降りる支度のサインを見極めて(画像はイメージ)
降りる支度のサインを見極めて(画像はイメージ)

・車内にある案内表示の画面を見ようとする
・ずっと見ていたスマホや本をしまおうとする
・リュックやバッグなどの身支度を急に始める