京都市伏見区内の土地に産業廃棄物を不法投棄した疑いで、70歳の建設会社の代表取締役の男ら4人が逮捕されました。
廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたのは、京都市伏見区の建設会社の代表取締役・熊谷治容疑者(70)ら4人です。
4人はことし2月15日から23日の間に、京都府長岡京市の住宅の解体工事で出た、産業廃棄物である木くずやがれきなどあわせて44.2トンを4回にわたって、許可なく伏見区内の土地に不法に投棄した疑いがもたれています。
警察によると、熊谷建設の従業員は「5年ほど前からこの土地に廃棄していた」と説明していて、逮捕された4人のうちの1人である、大橋裕樹容疑者(47)が経営する会社から3年間、廃棄物の処分を依頼され、4トンダンプで1000台分以上の投棄したとみられます。
3年間で請求はおよそ2900万円が大橋容疑者の会社から熊谷容疑者の会社に支払われていましたが、これは許可を持つ正規の業者の半分程度の金額だということで、警察は、大橋容疑者が処分費用を抑える目的があったとみています。
調べに対し、熊谷容疑者は「不法投棄したことに間違いない」と、大橋容疑者は、「間違いない」と、いずれも容疑を認めています。