三重・津市で4日、大阪府警の捜査員が山口組弘道会系事務所を家宅捜索した。匿名・流動型犯罪グループ「ブラックアウト」と関係があるとみられる。捜査員たちはシャッター越しに怒声を上げ、現場は騒然としていた。事務所内の人物は、中々シャッターを開けようとしなかったが、約10分後、捜査員たちが一斉に踏み込んだ。

「大阪や!」暴力団事務所前で響く怒号

三重・津市で4日、カメラが捉えたのは、険しい表情を浮かべて歩く、大阪府警の捜査員の姿だ。

「はよ開けろや!アホ!」と怒号を上げる捜査員
「はよ開けろや!アホ!」と怒号を上げる捜査員
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その手には、モノを切断する際に使用される回転式のカッターも握られている。

向かった先で、捜査員がシャッターを叩き 「開けろ!開けろ!開けろよ!コラ!はよ開けろや!アホ!」と怒号を上げる。

事務所内の人物が 「どちらでっか?」と言うと、捜査員たちが一斉に「大阪や!」と現場に鳴り響く怒号。

山口組の中核組織「弘道会」傘下組織の関係先の事務所を家宅捜索
山口組の中核組織「弘道会」傘下組織の関係先の事務所を家宅捜索

捜査関係者によると、愛知県を拠点とする「ブラックアウト」の名称で呼ばれる、「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆるトクリュウと関係があるとみられる特定抗争指定暴力団、山口組の中核組織、「弘道会」傘下組織の関係先の事務所を家宅捜索したのだ。

シャッターが開くと一斉に捜査員たちが踏み込む

捜査員が 「はよ開けろコラ!」と叫んだ。

約10分後、ようやく開いたシャッター
約10分後、ようやく開いたシャッター

しかし、中々シャッターを開けようとしない事務所関係者に、しびれを切らした捜査員は回転式のカッターのエンジンを入れた。

すると約10分後、ようやくシャッターが開き、捜査員たちが一斉に踏み込んだ。

大阪府警は、実態解明を進めている。
(「イット!」7月7日放送より)

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