京都市では祇園祭の山鉾巡行で先頭を行く「長刀鉾」の組み立て作業が例年より1日早く始まりました。
「長刀鉾」の「鉾建て」は9日朝、京都市下京区の四条通で始まりました。
職人たちは釘を一切使わずに縄でしめあげる「縄がらみ」という伝統的な技法で高さ約23メートル、重さ約11トンの巨大な鉾を組み立てます。
鉾建ては例年7月10日から3日間かけて行われていましたが、「長刀鉾」ではことし、熱中症対策や技術継承の観点から余裕を持って1日前倒しして始めました。
その他の山や鉾は例年通り10日以降に組み立てを始めます。前祭の山鉾巡行は、今月17日に行われます。